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【旧車紹介】1957年 街のヘリコプター ダイハツ ミゼットDKA型

兵庫三菱Web編集局 | 記事 : A.Sato
配信日 : 2018年12月21日 12時00分 JST

目次

  1. 本日の主役は...。
  2. どんな時代を走ってきた車なの?
  3. どんなチャームポイントがあるの?
  4. 他にはどんな車がいるの ...?

本日の主役は"ミゼット"くん!

ミゼットDKA型 [ダイハツ]

発売年月日 1957年(昭和32年) 8月
全長×全幅×全高 (mm) 2540×1200×1500
車両重量(kg) 300
最高速度(km/h) 60
400m到達時間
(加速の大きさ)
0→400=s
販売当時価格(円) 184,000

どんな時代を走ってきた車なの?

長きにわたり行われてきた第二次世界大戦が1945年に終わりを告げられました。 戦争が終わった後には身も心もボロボロになってしまった人々、そして建物や土地がが残され多くの混乱を招きました。 そして、その厳しい状況を乗り切ろうと復興へと歩み始め目標を果たせたのは1954年と言われています。そして、高度経済成長期へと突入した間もない頃でした。 1957年7月、国際科学研究プロジェクト"国際観測年"が行われるに伴い日本は南極を観測しようとするも多くの国から反発を受けながらも南極越冬隊は南極大陸に無事上陸する事ができました。 それまでにも地下街のようなものは存在していたのですが、この年に本格的な地下街として名古屋駅の地下にナゴヤ地下街が誕生しました。 今では当たり前に流通している5000円紙幣もこの年に発行されました。肖像は聖徳太子で大卒の初任給で1万円を少し越すような状況の中額面の高い5000円紙幣発行は疑問視されましたが、高度経済成長に伴いしっかり活躍していました!翌年には10000円紙幣が登場しました。

どんなチャームポイントがあるの?

映画で見たことがある人が多いかもしれませんね!コレはDKAの後にでたモデルです! まず、どこからツッコミを入れればいいのかわからないくらい個性にあふれていますよね!  1952年に軽自動車の規格に収まる三輪トラックが小さな会社で使われるようになりましたが多くに流通され一般的な存在とはなりませんでした。そこで、1957年小口配達などの商用利用するための工夫をしたり、広告に力を入れるというダイハツの力を最大限につかったこのミゼットが大ヒットしました! そして、翌年には車のCMでタレントを起用するという新しい宣伝方法が人気に拍車を掛けました。車体も値段もコンパクトで小回りが効くので商店街ではとても役に立ったそうです。実はパトカーになった事もあったみたいですよ?!

何と言っても特徴的なのはいたるところに感じるオートバイ感。まず、ハンドルは丸ではなく、自転車のようなバー型のハンドルです。なんとなんと!エンジンの始動方式はカッコよくオートバイにまたがる瞬間で見るペダルのようなものを踏んで始動させるキックスターターなんです!今の車ではもういないのですがエンジンも原付バイクなどと一緒の2ストロークエンジンを載せています! 屋根は帆、標準装備ではサイドドアは無くオプションとしてサイドドアがあったのですが価格は5000円、という車とは思えない無防備さ、そしてコンパクトな車体から守ってあげたくなるようなそんな可愛さを感じます。私的にはサイドドアのないミゼットに懐かしさを感じますね!1人乗りのコックピットのような見た目から街のヘリコプターの通称で親しまれてきました。

他にはどんな車がいるの...?

昔は自動三輪車運転免許があったくらい三輪車が主流だったんですね!ミゼット以外にも三輪自動車を見ていきましょう!

ホープスター

マツダK360

ハンビー

メッサーシュミット KR200

モーガン スリー・ホイーラー

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