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Helinox(ヘリノックス)タクティカルコットコンバーチブルをレビュー!コットワンと比較

兵庫三菱/姫路三菱 編集局
記事 : N.Nagasaka 企画協力 : 株式会社六角形
配信日 : 2021年3月17日 9時00分 JST

キャンプの寝床、それは永遠の課題の一つ。しかし、今回紹介するコットは、その課題を大いに前進させてくれる一つの正解になるかもしれません。その名も、Helinox(ヘリノックス)の『タクティカルコット コンバーチブル』。クールなデザインと独自の超軽量アルミを使ったチェアなどの商品でキャンパーを唸らせてきたHelinox(ヘリノックス)の大人気ギアです。
また、迷っている方も多いであろう、「コットワン コンバーチブル」との違いも、実物を使って解説いたします!動画も用いてわかりやすくレビューするので、よろしければ参考にしてください!

韓国発の軽量ギアブランド『Helinox(ヘリノックス)』とは?

Helinox(ヘリノックス)を、軽量キャンプチェアのブランドとして認識している方も多いはず。実は、世界中の80以上のアウトドアメーカーにテント用ポールを供給している、『DAC』という韓国のポールメーカーが運営する自社ブランドが、Helinox(ヘリノックス)なんです。

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DACは、強度と柔軟性に優れた超軽量アルミニウムポールの技術はもちろん、従来品よりも環境負荷の低い加工法を確立させるなどし、数々のプロダクトデザインの賞を受賞している会社です。
その中でHelinox(ヘリノックス)は、各アウトドアギアメーカーへのポールの提供だけでなく、DAC自身の視点で、ポールや技術力を最大限に活かしたアウトドアギアを生み出す場となっています。最近はテントやタープにも注目が集まっていますね。
ちなみに、Helinox(ヘリノックス)という言葉は、ギリシャ神話の太陽の神「Helios」と夜の神「Nox」を組み合わせた、「昼にはくつろぎを、夜には休息を」という願いが込められた物だそう。ブランドロゴは、皆既日食を表しているんだとか。どんな時も活躍するギアを送り出す姿勢を感じます。

Helinox(ヘリノックス)「タクティカルコット コンバーチブル」の基本情報

では、早速今回紹介するギアを見ていきましょう。

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  • 価格:48,400円(税込)
  • 総重量:2540g
  • サイズ:

    使用時:幅190cm×奥行き68cm×高さ16cm

    収納時:幅54cm×奥行き16.5cm

  • 素材:
    • 先端部素材:ナイロン
    • 表面加工:フレーム(アルマイト)
    • シート材質:ポリエステル
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国内正規品のカラー展開は7種類

Helinox(ヘリノックス)の国内正規代理店は、モンベルとA&Fです。中でも今回のタクティカルコットを含む「タクティカルサプライ」と「ホーム・デコ&ビーチ」の二つのラインに関しては、A&Fが扱っているよう。正規品として買えるカラーは、次の5つです。

  • ブラック
  • フォリッジ コヨーテ マルチカモ デザートタン ダックカモ リアルツリー

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      しかし、実は今回紹介するカラーはここに含まれていません。というのも、他のインターネット通販では、今回紹介する「Foliage green」をはじめとした他のカラーが並行輸入品として出回っており、国内の定価よりも安く買うことができます(42,800円(税込)程度)。在庫は少ないですが、正規品に拘らない方は、そちらも見てみてはいかがでしょうか。

      Helinox(ヘリノックス)「タクティカルコット コンバーチブル」の細かい特徴を解説。「コットワン」との違いは?

      では、タクティカルコット コンバーチブルの詳細をみていきましょう。コットワンとの比較もしてみます。

      そもそも、「コンバーチブル」とは?

      まず、ヘリノックスのコットは、「コンバーチブル」=高さの調整が可能です。別売のコットレッグを使うことで、膝くらいの高さにすることが可能です。
      コットレッグをつけた場合と、そうでない場合の高さの違いが分かるのがこちらの写真。手前は、コットレッグをつけていない「コットワン コンバーチブル」です。

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      ちなみにコットレッグは別売ですが、本体の収納袋にも十分同梱できる大きさです。これは嬉しいですね。

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      「コットワン」との大きな違いは2つ

      まずは、気になっている方も多いであろう「コットワン」との違いです。
      一つ目は、ループやマジックテープ、メッシュの有無です。タクティカルコットには、これら三つがついています。コットワンにはありません。

      • ループ helinox-tactical-cot2.JPGhelinox-tactical-cot1.JPG

        両サイドに無数のループがついています。ここには別売の「テーブルサイドストレージ」などを、取り付けることができます。

      • マジックテープ helinox-tactical-cot22.JPG

        これは、おそらく枕などを取り付けるためにある物だと思われます。使うタイミングは少なそうです。笑

      • メッシュ helinox-tactical-cot4.JPG

        タクティカルコットにのみ、裏側にものを収納できるメッシュがついています。携帯や充電器くらいは入れられそうなサイズです。

      ちなみに、タクティカルコットを含む「タクティカルサプライ」シリーズは、以上三つのようなミリタリーチックな機能がついているのが特徴です。

      2つ目は、収納袋の持ち手の数です。なんの話やねんと思うかもしれませんが、結構重要です。設営した時に、脚に袋を取り付けられるためです。タクティカルコットは、持ち手が両端に2つついています。そのため、設営した際に足の部分に袋をつけておくことができます。

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      対してコットワンの収納袋は持ち手が一つしかありません。脚に引っ掛けることはできないため、どこかに収納する必要があります。

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      最高に心地良い張り具合

      実際に座ったり寝転んだりしてみると、シートの張り具合が絶妙な弾力に調整されており、文句なしの感覚です。ここではサーマレスト Zライトソルを敷いています。

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      木の棒をバウンドさせている様子です。弾力感が伝わるでしょうか。

      コンパクトで軽量。でも寝返りには気をつけて
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      サイズ感は、身長170cmの細身の成人男性でぴったりくらい。またとても軽く、片手で持ち運べます。

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      一方、それゆえ寝返りは気軽に打てません。体を大きくずらすと、途端にひっくり返りそうになります。下にスマホを落として撮るときなどは、滑り落ちないよう気をつけましょう。

      カンタン!設営・撤収の仕方と注意点

      設営の仕方は、力が必要な部分もありますが、基本的に一人でカンタンにできます。ここでは、コットワンの方を設営しています。
      まず、メインのフレームを組んでシートに挿入。

      次に脚のフレームを組み、取り付けます。ここが少し鬼門です。まず、組み立てる向きを間違えないようにしましょう。

      また、取り付け・外しの際には割と力が必要です。特に外すときは、女性や子供では少し厳しいかもしれません。

      脚のフレームがついたら、あとはお好みでコットレッグを差し込むだけです。こちらは取り付け外しともに力は要りません。

      以上で完成です!数分でできました。

      撤収も、脚のフレームを外す際にだけ力が必要ですが、数分でカンタンに可能です。

      まとめ

      以上、Helinox(ヘリノックス)「タクティカルコット コンバーチブル」をレビューしてみました。「コットワン」との違いも解説してみましたが、いかがでしたでしょうか。
      かなりいいお値段がするので、迷われている方も多いでしょう。個人的には、コットとしては本当に寝心地が良く、軽くて設営もしやすいのでおすすめです。タクティカルコットかコットワンかで迷われている方は、タクティカルコットがおすすめです。メッシュなどの機能はもちろん、収納袋を取り付けられるのは本当にありがたいためです。参考にしていただけたなら幸いです。ありがとうございました!

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