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『カッフェRelier』現役関学生が営むコーヒースタンド【西宮/門戸厄神】#76

兵庫三菱Web編集局 | 記事 :M.Saito
配信日 : 2018年7月27日 15時00分 JST

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「カッフェRelier」とは?

関学生が営む街の小さなコーヒースタンド

始まりは2010年、「学生だけで起業したい」という思いから3人の関学生によって立ち上げられました。その当時はカッフェRelierの名前はまだ無く、焙煎した豆の卸売を仕事としていました。この当時からコーヒー豆へのこだわりは強く、実際にブラジルまで行き、自分で厳選した豆を買いつけ地元で販売していたそうです。

2013年から、門戸厄神駅より徒歩10分の場所にある古着屋さんの敷地の一角に現在の店舗を構え、2016年から「たくさんの人とコーヒーを通じてつながりたい」という思いをこめ、店名を「カッフェRelier」に改名。現在では5種類以上の豆から選んで自家焙煎のコーヒーを提供する店舗営業をメインとしながら、地元のイベントでの出店営業、店舗で扱っているコーヒー豆の販売を行うネットショップなどを行っています。

今回は、そんなカッフェRelierさんにインタビューをさせていただきました。お応えくださったのは、カッフェRelierで働く関西学院大学文学部2年の清谷真愛さん。

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清谷さんは、母親の影響でコーヒーが好きになり、大学1年生のとき校内に貼られた「カッフェRelier」の張り紙を見て団体加入を決意。ラテアートのさらなる上達を目指し、日々練習に励んでいるそうです。

一人一人が自分を生かして工夫する

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-----本日はよろしくお願いします。カッフェRelierさんは、現役関学生だけでお店を経営されているということですね。

はい。稀に社会人の方や短期留学の方も参加されますが、運営スタッフは基本的に現役関学生です。アルバイトというわけではなく、学生団体の活動の一環として店舗経営をしています。

-----学生さんだけとなると大変そうだなというイメージがあるのですが、経営に関して何か工夫があるのでしょうか。

メンバー一人一人が自分にできることを積極的にお店の経営に生かしています。例えば、関学の写真サークルに所属している子は写真の技術を生かして商品の撮影をしたり、絵の上手い子はコーヒーカップに巻くスリーブや紙袋に手描きのイラストを描いたり、ラテアートが得意な子は正規のメニューではありませんがお客さんにラテアートのサービスをしたりしています。

-----自分たちができることを生かして、それを形にしているんですね。

はい。自分たちができることを積極的に生かし、それをお客さんに喜んでもらうことで自分たちの成長につなげています。カッフェRelierは、自分ができることをすぐに実現できる場所だと思います。

みんなが支え合うことで「助けて」を言える場所

-----個人の自主的な行動を尊重するということですが、お店の経営をする上では組織の環境も重要だと思います。組織内の役割などは決まっているのでしょうか。

店の代表者などは決まっていますが、細かい分担は特に決まっていません。カッフェRelierでは、誰でも責任を持って仕事を任せられるということで、「やりたい人がやる」というようにしています。また、学年の上下関係もなく、とにかくみんな仲がいいです(笑)。悪い緊張感のない環境のおかげで、もし困ったことがあったら気軽に「助けて!」という声を出せる場所ですし、周りも率先して力になってくれます。

-----メンバー一人一人が互いをサポートし合うことで、このような非常に心地の良い環境が作られたのですね。今の話をしているときの清谷さんを見ていて、本当に楽しいのだなと伝わります。

はい、本当に楽しいです(笑)。
変な話ですが、カッフェRelierは「誰もが安心して失敗できる場所」にしたいと思っています。私自身、様々なことに失敗しがちなのですが、そこから学んだことはたくさんあります。例えばFacebookやブログでお店のことを書くとき、ありふれた文章を書いたら先輩からダメ出しをもらって、その次は攻めた書き方にしたら「逆にわかりにくい!」とまたダメ出しを食らったり(笑)。

でもそうやって挑戦して、初めて学ぶことができるんです。だから私の目標は「いっぱい失敗すること」です。たくさん挑戦してたくさん失敗できる、カッフェRelierはこれからそんな場所になっていければいいと思います。

経営できるのは地域の力あってこそ

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-----続いて、周辺地域との関わりについてお聞きしたいと思います。まず、お店にはどのようなお客さんが来られるのでしょうか?

カッフェRelierによく来るお客さんは、地元の人や同じ学生さんです。特に、地元住民のお客さんが多く、中には週に2、3回来られる常連さんもいらっしゃいます。

カッフェRelierでは地域とのつながりを大切にしており、地域とのつながりをさらに深めるため、門戸厄神東光寺で行われる「であい市」や西宮神社で行われる「てづくりサーカス」などの地域イベントへ積極的に出店を行っています。また西宮市内だけでなく、神戸の「イタリアンフェス」にも参加しました。

-----自分たちから積極的に地域イベントに参加するなどして、地域とのつながりを深めているのですね。

カッフェRelierは周りの方々からの支えがあってこそ成り立っています。お店の場所も、古着屋さんの敷地の一角を貸していただいたおかげで店舗を構えることができていますし、販売している特製のカフェオレベースは企業と提携して商品化しました。また最近では、もっと駅に近い場所でお店を貸し出してくださるという話もいただきました。

地域のお客さんも気兼ねなく話しかけてくださり、おかげで私たちも楽しく経営することができています。常連さんの中には、私たちを自分の子供のように思ってくれる方もいて、コーヒーや経営に関するアドバイスをしてくださいます。それだけでなく、暑い日にはアイスの差し入れもいただきます(笑)。周りの支えがあってこそ、私たちは今を楽しく活動することができているのだと思います。

利益UPで一企業としての自覚を高める

-----カッフェRelierさんは地域からも愛されているのですね。それでは最後に、カッフェRelierを今後どのようにしていきたいか、お聞かせください。

経営を行う一つのお店として、今後はもっと利益を出せるような経営をしていきたいと思います。例えば、現在カッフェRelierは木〜日の週4営業となっていますが、団体人数を増やすなどして、もっとお客さんにコーヒーを提供できる日を増やしていければいいなと思います。そのためにも、TwitterやInstagramで宣伝したり、大学で説明会をしたりして、団体活動の認知度を上げる試みを行っています。
また、さらに多くのお客さんに愛されるよう、より美味しいコーヒーを提供したり、外部のイベントにより積極的に参加していきたいと思います。

-----貴重なお話、ありがとうございました。

関学生の工夫がつまった「カッフェRelier」

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私もブラジルとマンデリンをブレンドした「門戸ブレンド(アイス)」をいただいたのですが、その本格的なコーヒーは、常連さんができるのも納得の確かな味でした。何を注文するか悩んでいるときは、豆の産地、酸味、苦味、抽出方法など、非常に細かいところまでわかりやすく丁寧に説明をしてくれます。コーヒーについてよくわからない人でも自分の好みにあったコーヒーを作ってくれますよ。
また、カップにつけるスリーブやコーヒー豆購入時に入れてくれる紙袋には、一つ一つ違う手描きのイラストが描かれていたりと、装飾にも工夫がされています。こうした細かいところまで丁寧に施された心遣いに「温かみ」を感じます。

ネットショップでは、カッフェRelierで扱っているコーヒー豆が購入できます。私がいただいた門戸ブレンドの豆も100gあたり880円で販売しており、状態は豆か粉のどちらかを選べます。ちなみに店舗から近い場所に住んでいる場合は、なんと自転車で直接配達してくれます!その場合送料は無料らしいので、周辺地域にお住いの方はありがたいですね。(カッフェRelierのネットショップはこちら)

現役学生でありながらも、本格的なコーヒーの提供をし、地域との関係を大切にしていくその姿勢に、今後さらに一企業として成長していくのだろうと感じました。関学生さんの創意工夫と、カッフェRelierを応援するたくさんの人々の愛情が詰まったコーヒー、是非皆さんもご賞味ください。

「カッフェRelier」
住所:
西宮市門前町1-16駐車場(Google Map
電話番号:
0798-67-0677
営業時間:
木〜日 12:00〜19:30
定休日:
月〜水
リンク:
HP / Facebook / Twitter / Instagram
食べログ:
カッフェRelier
駐車場:
あり(隣にある「Fun booth」が駐車場を貸出し)
最寄駅:
阪急「門戸厄神駅」 徒歩10分

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