兵庫三菱発信編集局ニュース

【保冷&保温力】キャンプ用マグ10種を徹底検証!YETIやサーモスの実力は?

兵庫三菱/姫路三菱ウェブ編集局
記事 : N.Nagasaka | 企画協力 : 株式会社六角形
配信日 : 2020年7月15日 9時00分 JST

タンブラーやマグカップって、どれを買ったらいいのか非常に迷いますよね!また、そもそも保冷力をウリにしているところの物って、本当にスゴイの?と思われる方も多いかもしれません。
そこで今回は、当編集局にあるタンブラーやマグカップ全10種類をかき集めて、保冷力&保温力の比較を行いました!

magcup-comparison-29.jpg

1. 比較するマグカップたちを紹介!

今回比較に使用するマグカップたちを紹介します。Thermos(サーモス)とYETI(イエティ)の保冷マグだけで良いかなとも思いましたが、せっかくなので保冷機能が謳われていない普通のキャンプ用マグカップたちも比較しました。果たして素材によって違いはあるのでしょうか?
サイズ感を伝えるため、334mlのビール瓶と一緒に写しています。

エントリーNo.1

YETI(イエティ) ランブラー10oz ローボウル

magcup-comparison-YETI-7.jpg

  • 3,520円(税込)
  • サイズ:H10.48cm×φ8.89cm
  • 容量:419ml
  • 重量:270g
  • カラー:11種類
  • ダブルウォール

※別売でハンドルあり
蓋が付属。飲み口があるため密閉はできません。

エントリーNo.2

YETI (イエティ) ランブラー 14oz マグ 414ml ステンレススチール マグカップ

magcup-comparison- YETI-6.jpgmagcup-comparison-yeti-27.jpg

  • 4,180円(税込)
  • サイズ:H9.53cm×φ10.16cm(持手を含めた幅12.7cm)
  • 容量:529ml
  • 重量:368.5g
  • カラー:7種
  • ダブルウォール

蓋が付属。飲み口があるため密閉はできません。

エントリーNo.3

YETI(イエティ) ランブラー26oz(792ml) ボトル

magcup-comparisonYETI-rambler-8.jpg

  • 5,060円(税込)
  • サイズ:H26.04cm×φ8.89cm
  • 容量:792ml
  • 重量:570g
  • カラー:4種類
  • ダブルウォール

密閉できる蓋が付属。指が3本入る、持ちやすい機能的なデザインです。

『YETI(イエティ)』とは?

『YETI』(イエティ)からは、「ランブラー」シリーズから三種類がエントリー。
『YETI』(イエティ)は、アメリカ・テキサス州のアウトドアメーカーです。2006年に、Roy SeidersとRyan Seidersという兄弟により創立されました。釣りなどのアウトドアアクティビティを自らも楽しんでいたRoy兄弟は、どんなクーラーボックスを使ってもその品質に満足できず、ついには自分たちで作ってしまうことに。耐久性・保冷力共に最強のクーラーボックスを目指した結果、プロアマ問わず世界中のアウトドア愛好家に愛されるブランドとなりました。 クーラーボックスを崖から落とすCMもあるくらいで、その堅牢性はマグカップでも顕在。壊し方が全く分かりません。ただその分ちょっと重いです。
ちなみに、ドイツにもYetiという老舗アウトドアメーカーがありますが、それとは別です。

エントリーNo.4

Thermos(サーモス) JDG-350C 真空断熱マグカップ

magcup-comparison-thermos-mug-24.jpg

  • 1,958円 (税込)
  • サイズ:幅8×奥行11×高10
  • 容量:350ml
  • 重量:200g
  • カラー:3種類
  • ダブルウォール
  • 保冷効力(1時間):8℃以下(公式HPより)
  • 保温効力(1時間):67℃以上(公式HPより)

飲み口のない蓋がついています。載せるだけで、固定することはできません。

エントリーNo.5

Thermos(サーモス) 真空断熱カップ JDH-360 ステンレス

magcup-comparison-thermos-14.jpg

  • 1,078円 (税込)
  • サイズ:幅8×奥行8×高9.5
  • 容量:360ml
  • 重量:200g
  • カラー:1種類(280mlモデルは4種)
  • ダブルウォール
  • 保冷効力(1時間):8℃以下(公式HPより)
  • 保温効力:HPに記載なし

キャンプギアあるある「実は日本の会社」な『Thermos(サーモス)』からは二種類がエントリー。一度はThermos(サーモス)製品を使ったことがあるという方も多いはず。定番ゆえにその実力は折り紙付き。1978年に、世界初のステンレス製真空断熱魔法瓶を開発しました。信頼の性能を見せてくれるのでしょうか!

これ以降は、保冷機能がついているわけではない、シングルウォールの普通のマグカップたちです。

エントリーNo.6

Snow Peak(スノーピーク) チタンシングルマグ 300

magcup-comparison-snow-peak-titanium-mug-18.jpg

  • ¥1,980(税別)
  • サイズ:幅8×奥行8×高9.5
  • 容量:360ml
  • 重量:200g
  • カラー:1種類(280mlモデルは4種)
  • シングルウォール

日本の大人気ブランド『Snow Peak(スノーピーク)』から「キャンプ・登山用マグカップと言ったらこれ」レベルの定番品。厚さ0.4mlのチタン製シングルウォールです。軽さに加え、熱伝導率が低いのでカップが熱くなりにくいらしいですが、保冷力には関係があるのでしょうか?直接加熱でき、使うほどに変色して味が出るのもチタンの良さです。

エントリーNo.7

Nordisk(ノルディスク) アウトドア マグカップ

magcup-comparison-nordisk-alu-mug-16.jpg

  • 1,980 円(税込)
  • サイズ:幅8.2x高8.5cm
  • 容量:400ml
  • 重量:84g
  • 素材:アルミニウム
  • シングルウォール

『Nordisk(ノルディスク)』は、1967年創業のデンマークのブランド。白熊がトレードマークです。このマグカップはアルミ製で直火可能。軽量性と大きな飲み口が特徴です。

エントリーNo.8

Petromax(ペトロマックス)エナメルマグ

magcup-comparison-petromax-enamel-mug-11.jpg

  • 1,870円(税込)
  • サイズ:φ 9 × 8.2cm
  • 重量:150g
  • 材質:エナメル(ホーロー)
  • シングルウォール

ドイツ初の超人気ブランド。伝統と革新を重んじる姿勢に世界中のファンが共感。マグカップはシンプルながら映えるデザインです。

エントリーNo.9

普通のプラスチックコップ

magcup-comparison-28.jpg

見ての通り、使い捨ての普通のプラスチックコップです。

エントリーNo.10

特別エントリー:ゆるキャン△ 志摩リン ステンレスマグカップ

magcup-comparison-yurucamp-mug-shima-rin-25.jpg

  • ¥1,100(税込)
  • サイズ:高さ7.5×直径7.5cm
  • 重量:99.8 g
  • 材質:ステンレス
  • シングルウォール

そして最後は、言わずと知れた大人気漫画『ゆるキャン△』から、JKでいながらベテランソロキャンパーである志摩リンちゃんのマグカップです。「新潟県燕市で作った国産マグカップの外側に、シルクスクリーンでプリントを載せました」(Amazon紹介文)だそうです!燕市といえば、Snow Peak(スノーピーク)をはじめとしたアウトドアメーカーが集まる場所。品質はGood!ちなみに商品カテゴリーは「アニメ・萌えグッズ」でした。

以上が比較する製品たちです。

2. 検証方法と検証の様子

検証の方法
  • エアコンで室温25℃付近に固定した室内で検証。
  • 一定間隔を空けて置いたマグカップに、150mlの冷水(8.4℃)と熱湯(73.8℃)を注ぐ。
  • 10分ごとに温度計で検温。計70分間。

magcup-comparison-31.jpg

保冷力と保温力の検証を同時にするため、保冷力では前述の全10種類、保温力では余った以下の5種類のみでやらせていただきます!

magcup-comparison-30.jpg

  • YETI(イエティ) ランブラー 14oz マグ 414ml ステンレススチール マグカップ
  • Thermos(サーモス) 真空断熱カップ JDH-360 ステンレス
  • Snow Peak(スノーピーク)チタンシングルマグ 300
  • Nordisk(ノルディスク) アウトドア マグカップ
  • Petromax(ペトロマックス)エナメルマグ

注意点: 検温は「ThermoProクッキング温度計 TP18」という温度計一本で行ったため、多少のタイムラグがあることをご了承ください。また、今回蓋付きの製品は検温のしやすさを優先して蓋を外して検証したため、機能を発揮し切れていない可能性があります。次回は改善いたします。

magcup-comparison-51.jpg

検証中の様子

これだけのマグカップが並ぶ姿、まさに壮観です。

magcup-comparison-44.jpg

冷水を入れたシングルウォールのコップには、すぐに結露がついてしまいました。ダブルウォールのものは全く濡れていません。真空パワーです。温度も、見る見るうちに差が開いていきました。
熱湯を入れた方も、ダブルウォールの方は長い間湯気が立ち上っていました。

magcup-comparison-46.jpg

3. 保冷力の結果発表

結果をグラフと表ににまとめました。

mug-cup-comparison-result-a.png

mug-cup-comparison-chart-ice.png

70分後の温度は大きく2つのグループに分かれました。温度が低く収まったグループは、当たり前ですがダブルウォールの製品たちです。

温度が低い順に

  • 『YETI(イエティ) ランブラー10oz ローボウル』最終温度12.7℃
  • 『Thermos(サーモス) JDG-350C 真空断熱マグカップ』最終温度13℃
  • 『YETI(イエティ) ランブラー26oz(792ml) ボトル』最終温度13.2℃
  • 『Thermos(サーモス) JDG-350C 真空断熱マグカップ』最終温度13.5℃
  • 『YETI (イエティ) ランブラー 14oz マグ 414ml ステンレススチール マグカップ』最終温度16.9℃
  • 『プラスチックコップ』最終温度23.2℃
  • 『Nordisk(ノルディスク) アウトドア マグカップ』最終温度24℃
  • 『Petromax(ペトロマックス)エナメルマグ』最終温度24.1℃
  • 『Snow Peak(スノーピーク) チタンシングルマグ 300』最終温度24.2℃
  • 『ゆるキャン△ 志摩リン ステンレスマグカップ』最終温度24.3℃

magcup-comparison-YETI-lowbowl-rambler-7.jpg

さすがは最強を目指すYETI(イエティ)という結果でしたが、定番のThermos(サーモス)との差は誤差と言える範囲内。コスパの良さや重量を考えると、Thermos(サーモス)で十分という方も多いかもしれません。堅牢性やデザインを求めるなら、YETI(イエティ)は良い選択肢になるでしょう。
また気になるのが、『YETI(イエティ) ランブラー 14oz マグ 414ml ステンレススチール マグカップ』が、なぜか他の保冷製品よりも頭1つ飛び出て温度の上昇が早いです。飲み口が広いために外気に触れる面積が多く、温まりやすかったんでしょうか。蓋があると本来の力を発揮できたかもしれません。ただし、Thermos(サーモス)含む上位3つも本来は蓋付きなので、蓋をつけても今回出た温度差は縮まらないこともありえるかも?
次回は、より正確な方法で検証を行います。

一方、温度がすぐに上がり、室温とほぼ同じになったグループでは、『Snow Peak(スノーピーク)チタンマグ』が最も温度上昇が遅いという結果が出ています。検温の時間差を考慮しても、ほかの製品が概ね同じ温度になっていることを考えれば、やはり保冷力の差があるということが分かります。
これは、素材のチタンの熱伝導率がアルミやステンレス、鉄よりも低く、外気の熱が伝わりにくかったからでしょうか。シングルウォールながら、保冷力は少しあるようです。

3. 保温力の結果発表

mug-cup-comparison-result-b.png

mug-cup-comparison-chart-hot.png

温度が高い順に

  • 『Thermos(サーモス) 真空断熱カップ JDH-360 ステンレス』最終温度39.4℃
  • 『YETI(イエティ) ランブラー 14oz マグ 414ml ステンレススチール マグカップ』最終温度31℃
  • 『Snow Peak(スノーピーク) チタンシングルマグ 300』最終温度28.7℃
  • 『Petromax(ペトロマックス)エナメルマグ』最終温度27.5℃
  • 『Nordisk(ノルディスク) アウトドア マグカップ』最終温度26.8℃

magcup-comparison-thermos-14.jpg

保温力の方では、Thermos(サーモス)が大きな差をつけています。YETI(イエティ)は、付属の蓋を外して測定してしまったために、本来の力を発揮できなかったようです。シングルウォールのマグカップとあまり変わらない結果となっています。

4. まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回の検証では、飲み口の直径が同じくらいのダブルウォール真空断熱カップは、1時間程度ではほとんど保冷力の差は出ないということがわかりました。
検証を通して感じたのは、目的にもよりますが、真空断熱のドリンクウェアを選ぶ際は保冷力の良し悪しにこだわりすぎず、飲み口や持ちやすさやデザインを判断基準にするのが一番いい判断ができそうだということです。
ただ、やはりより長い時間で検証した場合の差は気になるところです。今回は70分という差の出にくい時間であった上に、時間検温のしやすさを優先して蓋を外してしまい、本来の能力を発揮させてあげられませんでした。また、ジャンルの違う製品を一緒に比べるのはナンセンスだとわかったので、次回はダブルウォールのみにするなどし、個数分の温度計も導入して条件を統一し、より長い時間で正確な計測を行います。

magcup-comparison-rambler-yeti-14oz64.jpg

5. 関連情報

編集局のSNS

兵庫三菱WEB編集局では、SNSでも情報を発信中!是非フォローをお願いします♪

︿